大好評通し狂言壽三升景清(ことほいで みます かげきよ)南座にお目見え!
↓平日にもかかわらず満員の盛況(南座前) ↓ さすが海老蔵!いつもの縦じまの膜ではなく、海老
入場券をゲットしたのが前日、今日いって明日ということで妻にも同行をことわられた。お誘いした二人の友人も都合がつかず… どうしてもとの思いで出かけた。 南座、大阪松竹座には縁があって歌舞伎の他 松竹新喜劇や座長公演を楽しませていただいている。
歌舞伎は顔見世興行や名のある役者の出しものを見せて頂いてきたが、今回は開演前から胸がワクワクする。
通し狂言壽三升景清(ことほいで みます かげきよ)勿論景清は市川海老蔵、他 中村翫雀 片岡孝太郎 市川左團次 大谷友右衛門 などそうそうたるメンバーだ。
↓開演前のブザーが鳴る… ↓通し狂言最終幕 解脱(げだつ)では舞台上に升席(左右各12名)
景清は壇ノ浦の合戦の後、源氏全盛を恨み、無敵の英雄として活躍する夢を見る。
景清は“反逆の英雄”として数々の伝説的なエピソードが語り継がれ、その謎に満ちた波乱の生涯は魅力的な題材として幅広いジャンルで取り上げられ、歌舞伎でもいわゆる「景清物」として多くの作品が創作されている。 海老蔵は歌舞伎十八番の復活をかかげ、今回も二世團十郎、七世市川團十郎 四世團十郎の演目の名場面の復活を試みている。圧巻は牢獄破りだ!そして 最終解脱場面の花段の上の大見えである。 感動という表現が陳腐な響きになるほどに、心ふるえる思いであった。 一人での観劇もまたいいか~ 今度はご同伴を… (完)
番外編
瑞浪市には美濃歌舞伎が伝承されている今年も8月30日に堂々開演された!
納涼美濃歌舞伎を観劇するべく手はずを整えていたが、夜1回公演であり1泊で出かけなければならない等、スケジュールがたて込みやむ得ず今回はパスした。
次回は鬼岩温泉の了山という素晴らしい旅館に一泊して、今年6月の日本・スイス国交樹立150年を祝うスイス演奏旅行をご一緒した、ルームメート“小栗好文さん”と一献傾け旧交を温めたいものだ!
ちなみにこの小栗好文さんは、この美濃歌舞伎に出演されている役者だ。普段は中山道ミュージアムの要職についておられる。ベートーヴェン第九が取り持つ素晴らしき縁に感謝!
瑞浪市相生座公演は夕方からのスタート。 今回でなんと40回目の節目を迎える「美濃歌舞伎納涼公演」だ。
最初の演目「蟇妖術瀧夜叉姫 岩場御殿の場」は、蟇の妖術を操る瀧夜叉姫の、不思議なお話。地歌舞伎でしかなかなか観ることの出来ない。
「青砥稿花紅彩画 稲瀬川勢揃いの場」 (あおとのぞうしはなのにしきえ いなせがわせいぞろいのば) みんな大好き、白浪五人男の登場です! まさに本物の出しものだ! (写真文は美濃歌舞伎資料から転載:乞うお許しを…)