佐賀県で❛鎌田塾❜開設の鎌田實医師『さあこれからだ!』90歳の壁を五つの「活」で!

★★老い方には、その人の生活習慣、環境、生き方が大きく左右する。70歳代で介護が必要になる人、一方80歳、90歳近くでも旅をした

り、積極的に生活を楽しんでいる人がいる。この差はいったい何なのだろうか?医療費が高く不健康問題を抱えていた佐賀県で『鎌田塾』開き、改善のために筋トレを行うと同時に、社会的弱者にならないよう、買い物やウオーキングを勧めた。結果はどうだ!健康寿命日本一になった

CIMG3500

★★活動的、積極的、能動的な生活を意識して行う

こうした意識づけと取組をしないと、85歳以上の人の6割が要支援、要介護となり、自らの意思で思うように日常生活が出来ず、手助けが必要となってしまう。継続した運動こそ健康長寿の近道

★★ただ長生きするだけなら、それなりに長生きできる時代になってきた。それでは『つまらん』だろう

★★90歳を過ぎてもピンピン元気に生活する五つの極意がある。ただ、読むだけではダメ、継続実践

①腸活『発酵食品や植物繊維をとり、腹式呼吸をして自律神経を整える事必須だ』免疫機能の中枢は腸にある。腸で幸せホルモンと言われるセロトニンが作られる。腸が元気で強いと幸せ感も強まる「脳腸相関」で心の安定や認知機能等にも腸の健康が大きく一役買っている。

②脳活『ウオーキングの際は幅広歩行や速歩を

是非取り入れよう』認知症は90歳を過ぎると急激に増え男性では2人に1人、女声では3人に2人が発症、歩幅が狭くなると男性で2.3倍、女性で5.8倍の認知症リスクが高くなる。歩幅・速度頑張ろう

③脈拍『野菜たっぷりの味噌汁や野菜ジュースをとり、運動習慣をつけると血管はしなやかさを保ち、血流も良くなる』血管を若々くし、血液の流れをよくすることを「脈活」【血管の老化→高血圧・糖尿病・ 肥満→脳卒中・心筋梗塞】この図式は生きる上で生活の質を落とし、命にかかわる病気を起こす。高齢者特有の冷え・むくみ・皮膚のたるみは毛細血菅が起因。野菜摂取と運動で毛細血管をよみがえらそう!1日350gと運動で「脈活」だ。

④眠活『朝太陽に当たること、日中に運動すること時々腹式呼吸をして自律神経のバランスを保つ』

質の良い睡眠は身体や脳を休める他に記憶を定着させ感情も整理してくれるので不可欠、睡眠不足の人が多い。睡眠の前半の深い睡眠は成長ホルモンを分泌し、筋肉や骨の量を増やし代謝を調節する細胞も修復するので若返る。運動と腹式呼吸で若返るをこと確約…

⑤筋活・骨活90歳になってもスイスイ歩けるようにするには筋肉や骨が大切。かかと落とし骨活・ 筋活を励み、全ての土台になる筋活、骨活に励むことこそ若返り、90歳の壁の突破に繋がる。 (毎日新聞4月10日朝刊 一部転載)