様々な仕組みにも目を向けて… くたばってはおられん!

年金受給者の確定申告は・・・

納税は国民の義務、されど、節税と税の使い道には幾つになっても関心事でありたい。

サラリーマン現役時代は年末になれば「年末調整」でいくら還付されるのか、その金額の多寡が関心事であった。

年金生活者となった今、『年金受給生活者は原則確定申告が必要』とあるが、高齢者にとって申告は煩雑ということで、確定申告不要制度が制定された。その制度によると、公的年金の収入金額が年400万円以下で、公的年金や退職年金以外の収入が年 20万円以下の人は、確定申告不要となっている。

しかしながら、「家族構成が変わった」「医療費が多い」「災害や盗難にあった」「マイホームを購入した」「自宅をバリアフリー化した」「ふるさと納税、寄付金を行った時」等にあてはまる場合は税金が戻ってくる可能性が高い(公的年金にも所得税引かれている)

さらに、確定申告を行うと府民税、市民税の確定申告を行わなくて済むからなおよい。ということで、私はパソコンで国税庁ホームページを「国税庁確定申告書等作成コーナー」を検索して、手元に公的年金通知書、生命保険支払書、地震保険支払書、医療費領収書を用意して「NEW作成コーナー」をクリックし、「その他:印刷して提出」を再びクリック、あとは 指示通り進めていけば、私の確定申告書が作成でき、プリントアウトして必要書類と共に宇治税務署に提出すれば全て完了する。今年もやれた!と自己満足。

難しいように思うがごくごく簡単だ!そして、わずかだが収めた所得税は殆ど還付される。

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★★★ 気づいた年間医療費総額・・・

各家庭には「後期高齢者医療の医療費のお知らせ」が京都府後期高齢者医療広域連合から年に2回程度封書で送られてくる。何げなく見ているが…

確定申告を行うということで、家族各人別に医療費(医療所:診療所別に区分)と薬剤費(薬局別に区分)して、確定申告作成コーナーに掲載されている『医療費集計フォーム』を使って集計すれば、年間の  家族氏名別に支払った医療費、薬剤費が集計される。この総計が控除対象となる。

チョット文章で書けばこ難しいが挑戦と思ってやると、簡単だ!無事終わればこれまた楽しい。

★★★確定申告を行うようになって、我が家の年間医療費(医者に払ったお金と薬代:売薬含む)をしっかり知る事ができた。薬価値上げ、医療費値上げがささやかれ、今後負担増が予想されるからして、   しっかりと関心を持たなければと思っている。

★『知ったからどうなんや!』『いるだけいるんや!』と、思われる方が多いだろう。関心を持つことこそ大切。我家は老妻と2人家族で年間の医療費は11万円である。私は循環器系等の疾病でK診療所1ケ所受診、妻は整形外科で1ケ所受診し、二人とも処方箋によりF薬局で薬代を支払っている。K診療所は現金払いで,F薬局ではクレジット払としている。

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★★★ 納得して支払う医療費、薬剤費?

先ず、医療費だ。貴方には信頼を寄せる医院がありますか?自らが診察を受けようとする体調について、受診しようと思った我が体調が常とどのように違うのか?常と異なる故来院した理由を、医師に細かく話せるでしょうか?

医師は八卦見(占い師)ではありません。血圧一つにしても、ただ『ふらふらします』『高いように思います』では貴方に適した診察診断は難しいでしょう。血圧は起床時、昼間時、就寝前とでは異なります。診察前の数週間血圧を計測して記録し、診察時に具体的に提示するとか、患者自身がしつかりと体調変化に向き合い、体調の変化を医師に伝えることから医療がはじまると思います。

そうした患者自身の努力もなく「あの医師はあかん、  やぶや!」と、あちらこちらいくつかの医師に診察を頼むのは医療費の浪費だ!薬もそうだ、医師の 処方通りに正しく飲み、その処方された薬を飲んで、短期に…長期にわたり自らの体調、病状に変化が出てきたのか?現状維持なのか?患者として医師に対して服用後の体調の変化を的外れでも伝えることも必要では?

★★★ジェネリック医薬品と先行医薬品の薬価の違いをご存知でしょうか。倍以上違う薬もあります。

血圧降下剤1錠、ジェネリック18.8円:先行医薬21.4円、血中の脂質低下薬、ジェネリック98.2円:先行医薬219.4円、コレステロールを下げる薬、ジェネリック14.3円:先行医薬32.3円です。毎日服用して年間で支払う金額は異なることも知ったうえで対処していかなければ・・・

医療費の高騰は避けられないでしょう。病気と医療費にも目を向けよう。