「まだ、いける!」1泊2日 マイカーで走破430㎞…

好天に恵まれた10月1日(土)、2日(日)岐阜市瑞浪市へ・・・

瑞浪地歌舞伎、美濃歌舞伎相生座で催事された長月公演観覧の為に出かけた。

10月というのに30度を超える暑さ!これはなんじゃいな… 宇治東ICから京滋高速自動車道→名神→東名→中央道→瑞浪IC で、降りて、一路 歌舞伎が催事される地の瑞浪市へ…、我が愛車ノートで走ること3時間、ハンドルさばきも鮮やか・・・まずは宿泊のライオン・プリンスホテルにチェッイン、旅装を解き一息入れる。

さあ~、目的地、瑞浪釜戸 相生座に向かって出発、優れもののカーナビ、役にたつ、本来ならカーナビ顔負けの鋭い道路感を持つ妻が同行するんだが、今回は 同乗せず私の一人旅だ。

この地歌舞伎観覧は今回が4度目か、今までは、妻が同行してくれていたが私の一人旅だ。

今回は日本スイス国交150年祝賀第九合唱団の一員として、ビクトリアホールで第九を歌った友、3人の 同窓会だ。3年前は広島3千人第九で再会、旧交を温めた我ら、今回はその友の歌舞伎鑑賞の旅だ。

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美濃歌舞伎はコロナ感染拡大で観客を入れての開催は3年間が行われてこず、 今回3年ぶりに観客を入れて第51回美濃歌舞伎長月公演と名うって開催されたのである。

実はこの地歌舞伎に出演しているK.Oさんは、スイス・フランス第九旅行で同室だった。彼は今回、演目「鬼一法三略巻 三段目 菊畑の場」の笠原淡海役として出演、同じくスイス第九の旅、広島第九の旅で昵懇の東京所沢の髭爺ことH.Nさんと誘い合わせての観劇だ。 また、これK.Oさんの終演後に瑞浪市内の居酒屋で旧交を温めようという、これまた、楽しみで思いの深い瑞浪の旅であった。

ここで、演目の詳細は「美濃歌舞伎、長月公演」で検索していただくとして、 相生座館内の様子や地歌舞伎に寄せる地元の熱い思いをじっくりと感じたまま書かせていただこう!

美濃歌舞伎博物館 相生座とは、岐阜県瑞浪市日吉町8004-25、日吉ハイランド倶楽部ゴルフ場の敷地内にある博物館。明治時代に建てられた地芝居の芝居小屋を移築復元したもので、まさに文化財である。

この相生座と地歌舞伎を熱意ある地元の人達が法被を着て裏方に、或いは、地域挙げて幼い子供、小中学生への働きかけ、養成してきたのが功を奏して、元気 一杯の役者が育ってきていることに驚き、地域の力を感じさせてくれる。

守り育てているということが、ひしひしと伝わってくるからして、知らず知らずに引き込まれていく。役者は普段は農業、サラリーマン、幼小中学生とこの地歌舞伎大好き人間の集まりだからして、観客もあの役者は市役所のおっちゃんやとか、あのはなたれ小僧が見事に変貌しているからして、舞台上は投げるは投げるは『投げ銭』の嵐だ! 地域ぐるみの地歌舞伎開催は地域の連帯と青少年の健全育成にも大きく寄与しているだろう。地域のあたたかい絆の醸成にも一役はたしているのだろう。

聞くところによると日吉ハイランド倶楽部がこの瑞浪相生座の美濃歌舞伎を地域の人達と共に支え、心底惚れて、残さなければいけない心意気を束ねて支え続けておられるということで、まさに奇特なことで素晴らしい一語につきる。その役者ぶりも心を揺さぶる公演であった。

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「白波五人男・稲生川勢揃いの場」の弁天小僧菊之助.小三、捕り手頭(年長さん)

「伽羅先代萩」の乳母正岡(久美子さん) 若君鶴喜代丸 正岡一子・千松

観客おしてその熱演に感動、感涙、破顔一笑と大いに盛り上がりを見せていた。

「鬼一法眼三略巻 今出川菊畑の場」の笠原淡海役は私達スイス第九の友K.Oだ。円熟した舞台を支える役どころをの好演だった。重要なわき役に徹しているのは彼の人柄であろう。

おめでとう!相生座 地歌舞伎 美濃歌舞伎!ブラボー 裏方、役者、地元の 人達、日吉ゴルフクラブの皆さん、美濃歌舞伎いつまでも・・・ 充実した観劇の二日間だった。

ありがとう!我が友・・・・       (完)