町ぐるみ町づくり推進会議・城陽市立南城陽中学校共催の「町の文化展」に出かけた。 今日、11月18日(土)昨夜とは打って変わって氷雨のそぼ降る寒い日だった。 プログラムの「西城陽高等学校合唱」とミニコンサート「ソプラノ繁祐貴子さん、ピアノ 林 朝子さん出演を期待して南城陽中学校に車を走らせた。
開会時刻8時50分、少し前・・・ 8時40分に到着した。会場には全校生徒と地域の父兄たちが着席されていた。 さて、
中学生の「私の主張」 過疎地対策とバリアフリーについて1年生男子が思いを述べ、『人が生きるということは…』を題して、3年生女子が意見を述べた。内容は着想はいいが、深まりという点で今後に期待したいと感じた。
続いて、南城陽中学校の吹奏楽部の演奏…30人ほどだったが男子生徒はゼロだ。溌溂と演奏する姿にクラブ活動はいいな~との思いになった。
今日の目的の一つ西城陽高校の合唱部た。 流石 はち切れんばかり!登場から繰り出すパフォーマンス、慣れているな~!互いに楽しんで歌っている!ソプラノの伸びのある発声!男子部員は1/3(15人位)流石、鍛えられている合唱全体を、しも支えするとはこういうことか、と 納得させてくれるに十分なバリトンの魅力、安定した発声、声の伸び、どれをとってもよく鍛えられている流石! 西城高の合唱部だ!笑顔も抜群!引きつった顔はなかった!生徒の盛んなアンコールの声に「YMCA」を選曲、中学生と西城高の合唱部が歌い、リズムに乗って踊る! まさに会場は青春がはち切れんばかりだ!!
さ~ その騒音? 盛り上がりの後に繁 祐貴子さんの登場だ! これはやりにくいぞ!まだ、会場はざわついている・・・ どうされるかな? いよいよ登場
ピアノ演奏は林朝子ピアニスト、ソプラノ繁祐貴子の紹介で登壇!滋味目のドレス姿で舞台へ・・・
早速にメンデルスゾーンの「歌の翼に」をマイクなしで歌い始まられた…凄い声量だ体育館の隅々まで歌声が響き渡る…
つづいて マスカーニ― の「アヴェマリア」 開場静かになり耳を傾ける者もあれば無関心を装う者、隣同士で悪戯する者、聞く私でさえコンサートホールなどの演奏会とは少し違うぞ…終われば拍手は沸くが…盛り上がりが乏しい…
↑ 会場を歌声を響かせゆったりと歩く、生徒は笑顔だ!
次は J.シュトラウス、喜劇「コウモリ」より「侯爵さま、あなたのようなお方は」を歌い始められたとき、繁祐貴子さんは舞台からに歌いながら階段を降り、更に歌いながら生徒の座席を徘徊され、生徒の求めに応じてハイタッチを繰り返し、素晴らしいソプラノの声を生徒個々人に届けられて、再び、歌いながら舞台に登られて何気なく歌い終えられた。
ここで会場は一体となり歌曲を聞く雰囲気が生まれてきたのである。流石にプロだな~ と、感心した。
その後 リスト ドボルザーク 秋のメドレー プッチーニ― を歌われて、最後は「ふるさと」を生徒代表が壇上の登られて共に歌い、会場の生徒も共に歌い盛り上がった。
西城陽高校の素晴らしい合唱、プロの声楽家のクラッシックの歌曲…南城陽中学校全校生徒と地域の皆さんが聞くという初めての試み、多くの生徒の中で例え数人であってもこの演奏会の影響を受けて、進学は西城陽高校へ…と思いをさだめれるだろう、はたまた 将来、音大に行き声楽家になろうとまで思いを高めるとは、今日のことだけで簡単に思えないが、歌曲、クラッシック、ソプラノの発声、声を聴き、何かを思い、つかんでくれたらいいな~と、思いながら帰宅の途についた。
音響装置もない、体育館で、行事だから登校して聞かされている生徒の前で、懸命に教育的な何かの役割が果たせればと、司会を兼務して声楽家として懸命に歌っておられた繁祐貴子さんと林 朝子さんの姿勢が尊いと思った。
西城陽高校の指揮をとられた先生、ピアノを演奏された先生合唱部の皆さんが最後まで客席に残り繁祐貴子さんの舞台に拍手をおくり、聴いておられたのも印象的だった。
満ち足りた思いで12時前に帰宅した。 今日も能動的で楽しさいっぱいの一日だった。 (完) yamashin