正道官衙遺跡アラカルト (1)

     ‘正道官衙でストレッチを楽しむ会’のホームグランド “正道官衙遺跡” 

四季折々彩りを誇示する木々草花、そして、さえずる小鳥さえも集う人達の心を癒してくれる素晴らしい自然 ‘正道官衙遺跡’ が、早朝ストレッチを楽しむ私達の‘ホームグランド’である。 常々『恵まれている!』と感謝している。

 その歴史的な経緯を調べてみると…、1973年(昭和48年)2月から大規模な発掘調査が行われ、1974年(昭和49年)に城陽市では最初に国の史跡に指定された。翌年3月に史跡地全体の約10,850平方メートルが公有化され、1990年(平成2年)に正道官衙遺跡の整備基本計画が作成されたのに続き、翌年1991年(平成3年)に整備計画が着工、1992年(平成4年)11月に工事が完成したのである。 史跡公園として遺構の一部が復元され芝生や万葉植物を配した広場として整備されている。

 21年という時の経過は万葉の木々を茂らせ、ホオジロ.オオルリ.メジロ.鶯.ひよ.ノビタキなどの野鳥が飛来して楽しむ成熟した豊かな自然、遺跡公園となった。

 土:日曜日、祝日には終日老弱男女が数多く集い、周回ウオーキングや芝生上で稚児と戯れる姿が自然の中に同化している。早朝、夕方には健康志向の高まりと共に、グループで黙々と周回を重ねている人達で一際賑わうのである。定期的に木々の選定や薬剤散布が行われ、専従の清掃の人がこまめに管理されるなど、この正道官衙遺跡公園を確実に、将来に受け継ぐための努力がなされていることを忘れてはならない。

 ‘正道官衙でストレッチを楽しむ会’のホームグランド…、愛してやまないの“正道官衙遺跡”について、“正道官衙遺跡アラカルト”と題して、順次ホームページでご紹介させていただきます。特に関心が高い遺跡公園内に植樹された万葉の木々と共に建立された石碑詩句の紹介を、城陽市歴史民俗資料館の田中香織さま提供の資料を参考に順次紹介いたします。 ご期待ください。

正道官衙遺跡 (しょうどうかんがいせき)   城陽市寺田正道 JR徒歩10分