◎1.厳冬時季はそれなりに… 高齢者世帯Q
我が家は築46年になろうとしている。
幸いにして建設中に亡父が現場監督よろしく、鉄筋が少ないとか、筋交いの留め金が浅いとか大工さんに クレームをつけてくれた加減か?46年を迎える古家でも 障子や襖など建具の開け閉めもスムーズで、基礎が大事なんやな~と、あらためて亡父に感謝している。 ところが古家で浴室専用の暖房がない。
今更浴室用の暖房工事ももったいない!さりとて、ヒートショックによる死亡者が年間約1万人とも言われているこの時季。
ヒートショックは、暖かい場所から寒い場所へと移動する時、その温度差が体に大きな負担を与えてしまうことをいい、特にお風呂場で起こりやすい事故だと言われている。脳卒中・狭心症の発作、浴槽内での溺死…
我が家も居間と風呂場の温度差がある。今までは大夫!大丈夫とうそぶいていたが… 早、80歳も近い、用心が肝要と思い、例のコーナンに出かけて浴槽室用の暖房機を購入することにした。
売り場で物色していると「遠赤外線電気ストーブ
KSE-D081型が手ごろ」と判断した。
石油スト―プは火災が心配であり、小型(幅30.5cm
×奥行13.5cm×高さ36.5cm)で重さも1.7kgと 軽くて安定感もあり、定価3,000円弱と手ごろ…
電気代も弱(400W運転時)1時間当たり10.8円強(800W運転時)1時間当たり21.6円 で、入浴前に浴室を温めておくのには最適と考えて 購入した。その時、その売り場には私達と同じ歳恰好の老夫婦が来ておられて、同じような目的で購入していかれた『やっぱりな~』とひとり合点!
私達は健康長寿の為の筋力強化運動、ストレッチなどとともに、四季折々の変化が異常とも思われる 住環境において、その対策を賢く怠りなく行っていかなければと、今更ながら思っております。
◎2「寝る、食べる」が順調?なら、 高齢者世帯Q
心身の健康に繋がる!
何気なくラジオを聴いていると『羽毛布団の上手な使い方は…』とパーソナリティの声が聞こえてきた。
私たちが結婚した昭和42年(1967年)頃は、深々の綿布団が全盛であった。 綿に弾力性がなくなると❛綿の打ち直し❜をしてもらっていた。羽毛布団は高根の花というところだった。
羽毛布団が一般家庭に普及してきたのは、昭和40年代前半頃だが…、高価で庶民には手が出しにくかった。しかし、経済の高度成長に伴い、庶民の生活は豊かになり始めた頃、羽毛布団も一般家庭で普及するようになった。
ところで、パーソナリティが言う「上手な使い方」とは?
『羽毛布団が直接に肌に触れることで温かい状態、 即ち、羽毛布団の特性の保温・保湿効果を発揮する』そうだ。それではどのような順序で寝床をつくればいいかというと…
❛敷布団:人体:羽毛布団:毛布❜或は❛敷布団:毛布:人体:羽毛布団:毛布❜の順番がいいとのことである。
何故ならば…、羽毛に含まれた空気が直接体に触れて体温によって温められて、羽毛の保温、保湿効果により一層あたたかくなり、その温かさを 上にかけた毛布が逃がさないからで、納得!
人体と羽毛布団の間に毛布を入れると、体の温もりが毛布で遮断されて羽毛布団に伝わらないという分けだ。
我が家は随分昔から冬季は敷布団:毛布:人体:羽毛布団:毛布の順に敷かれた寝床であった。 老妻に聞くと…もう忘れたが、何かでそのような 順番で羽毛布団を使いこなせば温かいと言っていたので… そうしてきましたよ!と、のたまう。
私は温かいお布団に入り何も知らずに今日まで「結構!結構!」と、厳冬の夜温かい寝床で惰眠をむさぶってきたのだ。 さて、あなた様は? (完)