京橋OBP界隈は現役当時の20数年前、肩で風切るかの如く闊歩し徘徊していた懐かしい場所だ!大阪京橋OBPへは3年ぶりだろうか? 懐かしい・・・
当時『今日の昼食はどの店に…』決めた店なら少々の待ち時間も厭わず仲間としゃべりながら待ったものだ。アフターファイブは小粋な飲み屋を日替わりに訪れて愉快な時間を過ごした。
随分と様代わりし代替わりをしている店も見受けたが、昔の儘のスタイルで20数年経過にもかかわらず営業しているのがうれしくて懐かしい。 タイムスリップしたようだ。
いずみホールはどうだろう?
昼食タイムもそこそこにいずみホールで時々催される‛ティータイムコンサート‘に駆けつけてはしばし癒しの時間を楽しんだものだ。このホールの上品さパイプオルガンの優美さなども含めて音楽への思いを増すことができたひと時であった。
今夜は日本テレマン協会特別演奏会『協奏曲の愉しみ』コンサートが18時30分から開演されたのである。
指揮 延原武春 テレマン室内オーケストラ
特別出演
・ヴァイオリン.石陽 ・ピアノ.中條裕子 ・ソプラノ.繁祐貴子 ・ヴァイオリン.泉里紗
ソプラノ繁祐貴子さんからお招きいただき、妻共々大阪京橋いずみホールにやってきた。 繁祐貴子さんとのご縁はこのホームページにも幾度か掲載させていただいているが、我が家から車で5分ぐらいのところにお住まいで、かねて楽器を自由にと思っていたところ先生との出会いがありピアノの個人レッスンをお願いしている。
楽器とは無縁な私がピアノを弾きたいと決意したのが68歳の時であった。無理かなとの思いもあったが、早や教えていただいて10年目とピアノを弾く喜びと共に、先生の声楽家としての舞台、クラッシックの素晴らしさまで覚醒させていただいたご縁である。
今夜はその先生が延原武春指揮、テレマン室内オーケストラをバックにソプラノの美声をいずみホール一杯に響かせ万雷の拍手喝さいをお受けになられたのである。
曲は
・F.チレア 歌劇 「アドリアーナ・ルクヴルール」より ‛私は創造の神の卑しい僕」
・モーツアルト 歌劇「ドン・ジョヴァンニ」より ‛何という事を、ああ神様~あの恩知らずは私を裏切り‘
・歌劇 「魔笛」より ‛復讐の心は地獄のように胸は燃え‘
を熱唱された。
開場前に京橋OBPの中華店で昔昼食時の定番の一つであった懐かしい味のラーメンとキムチでおなかを膨らませて、いずみホールに出向いたのである。
落ち着いた感じのいずみホールの佇まいに心を溶け込ませて、繁祐貴子先生他の出演者の熱演に感動して帰途についたのである。 自宅についたのが10時30分ぐらいだったろうか?疲れとは裏腹に心ふくるる思いの充実した時間の経過であった。
時々このような時間も楽しもう! とあらためて同行してくれた妻に感謝の思いを込めて語りかけたのである。(完)