今年も松の剪定と鉄製柵の塗り替え塗装を行うことができた!

1973年(昭和48年)に京都伏見区からこの地、城陽に引っ越してきた。緑豊かで初春には鶯が鳴き、自然豊かなこの地は最初から気に入っていた。今は亡き父が伏見から頻繁に通ってくれて、鉄筋の本数が少ないとか間取りはこのように変更して欲しいとかの注文を大工さんに散々つけてくれたおかげで、築後44年経過した今でも雨漏りはなし、襖や引き戸はがたつかずスムーズに開け閉めできることがうれしい。

ガレージの上に2階建ての自宅が…  ガレージの向かって左側が階段と庭

   

私の家に対する思いは『住んでよし!(居住性)眺めてよし!(外観)』と持ち金や資金力が極端に乏しく敷地面積が狭いにもかかわらず、当時にしては贅沢なことを言っていたものだ。

土地の条件がそのようになっていたこともあり、『ガレージがあり、階段を昇れば玄関に…』との私の持ち家に対する思いも当時は満足であった。後年、亡き母が車椅子で外出する時にはこの階段が苦労の種だったことも懐かしく思い出される。 庭である。狭い敷地面積一杯に建てているにもかかわらず階段を5段ほど上がる左手1坪半程度の空き地に松、金木犀、南天…など植樹してもらったのであるその植木、柵の手入れは毎年秋に植木は剪定(毎年1回)、柵はペンキの塗装(隔年)行ってきたことを誇らしく思っている。今でこそ365日休日の身、現役の時はなかなか骨が折れたものである。

↓ 思いきった松の剪定…脚立で枝に昇ると4メートルはあるだろう。

    

↓玄関から見た松、金木犀(金木犀は10月中旬に剪定) ↓2階の窓から見た松の枝

      

この歳になっても、松、金木犀を手入れできること、根を詰めて柵の塗装をおこなうことできることは大きな喜びである。剪定終えたとき出来不出来は別にして今年も高いところに上がってできた!としげしげと眺めて一人悦に入っている。

通りすがりの人が『気をつけてくださいよ!』『よ~やらはるわ~』との言葉はよほど危なつかしい態勢で作業をやっているんだな~と…『いつまでできるかな?』との思いを持ちながら今年も松の剪定と柵の塗装で5日(1日2~4時間)かかったが満足である。

松は随分上の方は大きな枝をバッサリと切ったので…妻からは『松、風邪ひかはるよ!』と冷やかされることしきりだ。柵も今年は念入りに塗ったので3年持つのではと思っている。

月の予定、3ケ月先ぐらいの大まかな行動計画を立てながら喜びと忙しさにわが身を置いてはいるが…体力の衰えを感じている。今までなら1日で終えた作業が3日ぐらいかけて行うようにブレーキをかけていることも事実である。

これから先できることと、少し無理!との判断を自ら行いながらも、自動車の運転と同じく『もう少し…もう少し…』との気持ちこそ大切と思い、こまめに大工仕事も庭仕事も、金魚の世話も、第九も、ピアノも…旅行も… 厚かましいわが身、赤面の至りです。(yamashin)