これぞ!教育(今日行く).教養(今日用)好天に誘われて…木津川市の名刹を訪ねて  

秋晴れに誘われて、かねて行ってみようと思っていた木津川市内の名刹を訪ねる気分になった。

京都、奈良の名刹はほぼ参拝し、身近に感じているが…木津川市に多くある社寺仏閣は城陽に移り住んで45年、縁がなかったというより田舎のお寺…という感覚で今日に至っている。まず、海住山寺、浄瑠璃寺、岩船寺のお参りを計画した。インターネットで検索したおおよその知識をもってカーナビをセットしようとしたが…、海住山寺が検索できない。

「かいじゅうさんじ」検索できない、「かいじゅうざんじ」またも検索できない。住所で検索すると所在が判明! 正式には  『補陀洛山(ふだらやま)海住山寺(かいじゅうせんじ)』である。かいじゅうせんじで検索しないと駄目だったと反省。

参拝順序は真言律宗小田原山浄瑠璃寺(じょうるりじ)、岩船寺、海住山寺の順にしようと、朝、10時30分位に家を出た。木津川市三名刹訪問の感想はと聞かれると『素晴らしかった!また、訪れたい』と、強く思った。その三名刹とは…

◎浄瑠璃寺

門前にある駐車場は満車で、停めてある車のナンバーを見て驚く。熊本.堺.岡崎.浪速ナンバーも…、境内は静かな佇まい、本堂には立派な9体の阿弥陀如来が安置されている。平安時代には京都を中心にこのような寺も 30 以上あったと云われているがすべて失われ、当時のまま現存するのは浄瑠璃寺だけだそうだ。立派に維持されていて感動だ!

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浄瑠璃寺の山門.寺号は瑠璃光浄土

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↑寺受付.落ち着いた雰囲気閑散としているのではなく                       雰囲気を損なわない程度の参拝客。B5サイズの冊子を頂く。

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池の形状は極楽世界をこの世に現した。                             池に映える紅葉も心をなごます。

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↑梵字の阿字をかたどった池の向こうに細長い本堂.                          9体の薬師如来立派だ!一見に値する。

◎岩船寺

浄瑠璃寺から約800mと近くにある。途中に農家の前で野菜が売られていた。丸々と太った大根、大きな白菜!車を止めて、長大根100円を購入、田舎の軒先で売られている野菜類もまた楽しみだ!岩船寺の駐車場に車を止めて山門まで3分余り、途中に食事処がある。野菜.赤飯.を店頭に…岩船寺は平安時代を代表する寺院で行基開基を伝え、行基が鳴川に建立した阿弥陀堂には10世紀を代表する仏像尊、阿弥陀如来像が安置されている他、寺宝が沢山か開帳され住職の丁重なご案内があった。岩船寺は静寂な境内に梅、椿、桜、睡蓮、百日紅、紅葉など、四季折々の草花が豊か、特に梅雨期に咲く紫陽花は新緑の境内を染めて美しいそうで再び訪れたい思い。

↓石段を上ると山門が…流石花寺緑に囲まれた寺前の風情

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↓本堂横の庭園周囲には花が…

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↓野菜が吊り下げられている。

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◎海住山寺(かいじゅうせんじ)

最後に訪問した海住山寺は閑静な寺であった。地理的に山の上であるということと、寺の名前が読めなかったこと。五重の塔.初重の軒下に裳階が復元紅葉に映える

本堂には十一面観音菩薩を安置他に、十一面観音像・四天王像・文殊堂

カーナビのとおりに走行すると道路が車幅ギリギリ、離合不能…脱輪しないように、進むと当寺近くで広い道路にとりついた。その道路を100mほど登ると海住山寺駐車場に到着。広い道路は最近新しく作られた防災道路でカーナビにはな

五重の塔.初重の軒下に裳階が復元紅葉に映える

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↓本堂には十一面観音菩薩を安置他に、十一面観音像・四天王像・文殊堂

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追記

紅葉、桜、青葉若葉の時季は勿論、その他のシーズンにおいても静かな宗教心溢れる仏像、寺宝、塔、を味わえるいい場所でもある。