我が老いとの付き合いの中でも大切にしたいこと…

『馬力、ありますな~』と、道行く男性からの声、『豆ですね~うちのももうちょっと豆でであれば…』と通りすがりの女性の挨拶、確かに達成感、役立ち感!を感じながらの作業であった。

↓小さな庭に枝を張った松、金木犀が、43年の歴史… ↓ペンキ塗装が腐食を防ぐ、労力のご褒美だ

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最近取り組んだマイ作業…

実に多彩だ、作業の合間に感じるのは衰えと共に『怪我をしてはいけないぞ!』 『今日はここまでにしておこう!』と…このブレーキは無理ができないことを悟ったためだ。まだ、できる!できた!この気持ちこそ若やぎであり、生きている実感だ!マイ作業とは・・・

 チュウリップ&カサブランカ球根植え付け作業…開花を待つ月日こそ楽しけれ

まず土つくりである。ごうや、トンガラシ、朝顔の植木鉢の土を天陽干しをして、その土に石灰、牛糞、鶏糞、油粕を混ぜての土つくりである。次に地植えと植木鉢にその土を入れて、購入しておいたチュウリップ球根50級 カサブランカ球根24球を植え付ける。単純な作業であるが…この球根が芽を吹き茎を伸ばし葉をつけ、蕾膨らみ春には見事に開花するその花姿を思い浮かべながら球根を埋めるのである。植え付けて4ケ月・・・まだかな?芽が出た!蕾膨らむ!咲いた!

↓屋根の上に上がり、ペンキ塗S48年頃引っ越した時の眺望は抜群だったが… ↓今年は黒色だ

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○筑後43年の我が家…自分でできることはやろう!と…植木の剪定.ペンキ塗り

・植木の剪定作業

我が家にある“松、金木犀、山茶花”の木は43年前に植樹した古木だ。その剪定は年に1回時期になれば行う私の仕事だ。 43年もなると木も成長し、松、金木犀も背丈、枝振りも上に横にと立派になった。 剪定となると大きな脚立で地上6~7m(階段上の地に植樹している為)、『落ちたら骨折!』の恐怖と闘いながらの剪定作業である。膝はがくがく、腰はパンパンに!しかし、作業が終わり翌日眺めると松も金木犀も施主の苦労に報いてくれて、爽やかに活き活きと自己主張しているまことうれしいかぎりだ!…40数年手がけた作業、今年もわが手で成し遂げたという充実感は誇らしい、妻も後始末を手伝ってくれるうれしい共同作業だ

・1階一部のトタン屋根と鉄製の柵、物干しのペンキ塗装作業

この作業もトタン屋根部の腐食による雨漏り防止、物干しと柵は鉄製なので腐食を防ぐという作業である。我が家は設計図面で43年前に購入した家屋、設計図面の計画書を変更した家屋の屋根の一部は化粧トタン張りである。それぞれ43年の経年劣化腐食が見られないのは、忙しい現役時代も含めてタイミングよくペンキ塗装を行ってきたからだと自負している。この作業も高所作業で難儀極まるが…今までマイ作業として欠かさず行ってきた。『豆ですね~』『馬力がありますな~』のお言葉通りだ! この作業もすべて終了して翌朝、しげしげと眺むるに『きれいやな~』『うまく塗れたな~』『これで1年半は持つやろう!」とこれまた満足感一杯だ! 妻も『ペンキの色、黒色がいいね~』とまんざらでもないこのひと時はまた貴重で、今日の生きていく力を再確認させてくれるから不思議だ!『今年もできた!』『やれたな~』との達成感である。

いつもマイ作業を行う時に思い出すのが父(享年99歳)である。父は97歳ぐらいまで矍鑠(かくしゃく)として、植木の剪定、家庭菜園、家屋の修理、謡曲、詩吟、端唄と絶えず自分でできることを極めていた。それがすべて一流だったし明治生まれの知恵”を感じさせてくれた。いまだ、親父には及ばない・・・、90歳過ぎても植え木にへばりつき、屋根にのぼる元気な親父のパワーのもとは?やっぱりアクティブでありポジティブな精神と行動だったのだ。父の血が流れている…

002←200人余りの組体操すごい!この達成感、我々にも

齢を重ねる中で、最も必要と感じるのは “役に立っている” “やればできる” “喜んでいただいた” “また、やろう!” “続けよう” という気持ちが心底からわきおこってくることだ。 そのためには心身の健康が不可欠であり、こころが萎えない強い気持ちもそれなりに必要だ!正道官衙ストレッチがいささかなりとも心身の健康維持増進に役立つことを願う我が率直な思いである。  (完)