正道官衙ストレッチの会は誰でも、いつでも、自由に参加いただき、入退会届もなく、会則も規範を重んじる以外になく、会費も頂かないことも含めて参加しやすい運動の場として地域の多くの皆さんが 参加されるようになってきた。こうして10年の長きに亘って続けてこられたのは、ひとえに参加される皆さまの 自己管理、自己責任の意識の高さによるもので、他には類を見ない素晴らしいことだと考えます。(yamashin)
この会が地域に開かれた『快適な運動の場』として引き継がれていくためには、運動事故の防止、近隣住民からの信頼、参加者相互において『この会をいつまでも…』との思いの共有こそが必要です。
登校児童見守り中に話した雑談から正道官衙ストレッチの会が発足した。
≪発足のきっかけと思い…10年を振り返って。≫
『児童数が少なくなったね』『あそこの嫁さん転倒して骨折、入院やて~』『昨日も救急車…続いてる』と10年前、雑談が切っ掛けで「身体各部の筋肉を鍛える運動をしよう」「丁度夏休みや、正道官衙遺跡公園で運動しよう!」「繋がろう」となり、雑談していた3人の知り合い、嫁さんを誘い10人程で始めたのが正道官衙ストレッチの発足です。
『運動したいが続かない』『会費も入退会届もないねんて…』と地域の高齢者が多く集うようになった。
≪週2日から、『もっと運動を』と、週3日火木土曜に、≫
発足2年程経過すると、運動は全く…という運動に縁のない高齢者が多く集われるようになり、一層筋力強化、運動効果を確かにする多彩なストレッチメニューを採り入れると共に、運動障害・事故防止をどうして防ぐか、発生時の対応は?と幾度も協議し、とるべき方策『自己責任に帰すること』を会報に掲載し、ストレッチ当日にも繰り返しお願し、自戒を求めてきた。よく遵守され事故のない、効果ある運動の場、楽しい運動の場を維持する事ができてきた。
≪公園近隣の皆さまのご理解と常識的規範を求めて≫
発足4年目、ストレッチ中に警察官がこられるお話を聞くと集う人たちの行動、談笑、或いは、ストレッチの号令が騒音だと警察が来られる。お話を聞くと近くの人が騒音だと警察にに通報されたとのことであった。幾度となく世話役代表宅に苦情の電話、メールが届き、その対応に苦慮する中で、『近隣住民のご理解こそ重要』『集う会員の騒音に対する自己規制、公園の清掃、寒肥施し等、早朝公園を使わせてもらってる』との思いやる気持ちを持ち、苦情申出の住民と幾度と話し合い円満解決、以後、遺跡公園を、多くが早朝使わせて頂いているとの意識を一層持ち、互いに戒めあい、トラブルなく今日に至っている。
≪ちょっと気軽に集まる運動を、多数の快適な運動の場に、そこには『優しさ』と規範、自己責任の意識が・・≫
ストレッチ先進地等訪問で得た正道官衙メニューは多彩になり、その効果、気軽さ、繋がる歓びが自然と地域に拡がり、正道官衙に集われる高齢者が多くなり、加えて、各新聞紙上やFM宇治にと活動が報じられるに従い、普通のおじさん、おばさんの参加も急激に目に見えて増えだした。発足当初に描いた地域高齢者の筋力低下による転倒、骨折予防には運動を!孤立化しがちな地域高齢者の繋がり醸成こそ正道官衙ストレッチの場を!との思いは、皆さんのご協力と敷居の低くさ、心優しい運動の場の継続により達成しつつあること、発足時の理念浸透。感謝!
≪正道官衙ストレッチの会、しかし、会長職なし≫
正道官衙ストレッチの場は『会』という組織ではなく、自己責任で、それぞれの意思で勝手に?参加される快適な運動の場であり、会長という名の役割、 役職もありません。但し、多く集まる地域高齢者の 運動の場には、発足時からお世話をする人が必然的に必要で、数人の善意の世話役がその役割を担い 今日に至っている。自らの意思でのボランティア、役立ち感そのものによりお世話という役割を担っている。退任は本人申し立のみで束縛しないのが原則。
≪今後の正道官衙ストレッチは…『継続&無事故』≫
参加者(皆様)が、この快適な運動の場を今後も引き続き必要だとの思いに至り、世話役と共に工夫を凝らし、思いをつぎ込んで、いつまでも継続されていく方策を見出すならばまこと素晴らしいことです。
その為には個々人が守らなければならないことは、自己責任意識を持ち運動事故防止に努める。起床時の体調により参加を自らの責任で決める。無理をしない。咄嗟に備える連絡先のメモの持参。この会の存続のための弛まない努力が必要で、肝心なのは 参加者が共に参加する友への優しさと愛の気持ち…