◎認知症検査… 91点!満足のいく点数だった! 日頃物忘れが気にはなっているが自分に限っては『認知症』の心配はない!と、私は妻に根拠のない強がりを言っている。果たして79歳をこの12月に迎える筆者、公安委員会から「(高齢者講習)認知機能通知書」が届いた。
前回のは74歳代であったので、高齢者講習のみであったが… 早速に認知機能検査のために京都自動車試験場に早朝から出向いた。 10時から試験開始で11時前に終了した。
◎認知機能検査は… (記憶力の方が自信がなかったが、果たして…)
教室に入り試験官から検査を受ける準備を噛んで含めるように詳細説明があった『時計はしまってください』『筆記用具はお貸しします。自前のものはしまってください』『検査説明書(ファイル綴じ)と検査回答書綴(A4を4枚)は机の上に置く場所も、今の場所から動かさないでください』『机の上の説明書と回答書は指示があるまでめくらないでください』等、くどいほど説明があった。 認知症の人がおられるという前提か?それとも90歳に近い人がおられるということか?丁寧な説明だ。 違反すると失格!という雰囲気を柔らかい言葉の裏に伺い知れる。流石公安室だ
試験は① 事前説明で『現在の時間は〇時〇分です』と話していたことを、時間経過しても記憶しているかどうかの検査であった。 「今、推測で何時何分ですか? 先ほど言いました時間に何分かプラスして記入ください」記憶力チェック
試験② スクリーンに4回にわたり物品の絵が次々と映し出されてくる。1枚目はテレビ、包丁、馬、カボチャ、2枚目は刀、ヘリコプター、鉛筆、のこぎり、3枚目には… 4枚目には… こうして順次映し出された物品を記憶しておいてくださいと話されたのちに、別の検査が…1から9までの数字が記入されている検査紙面で、試験官が言われる数字を探し出してチェックを入れるのである。 最初はどれだけ早くチェックができるか、チェック漏れがどれほどあるかの検査だと思って一生懸命取り組んだ。参加者もその通りであった。ところが、その検査が終わると…『先ほど映し出した物品の名前を憶えているだけ書いてください』ときた! 私は13ほど記憶を引き出して記したが、3つほど思い出すことができなかった。
試験➂ 時計の文字盤を書いてくださいとの検査官の言である。「あ~、そうかこの試験があるから時計は締まってくださいと言われ、部屋には時計がなかったのか?文字盤の位置を1~12まで記入する。位置を忘れる人もあるんかな?それから、今11時15分ですと試験官がのたまう。描かれた文字盤の上に長針、短針を記入して表示してください。というのが検査です。
検査項目は至極簡単なことではあるが… 自分の記憶力というか日頃の何気なくみうしなっいる事、見ていることを、ことさら問かけられると… 心配になるものだ。私は・・・ ま~ この程度のことはまだ衰えてはいなかったと自信をもって言ううことができる。が… ま~『よかった』しかし緊張した。
◎最近、高齢者の悲惨な事故報道が頻繁に紙面、テレビで報じられている。大丈夫とは言ってはいるが気にかかることしきり…息子たちは殆どこのことには何とも言わないが、妻はしきりに口に出す… 或いは、横に乗っていて従来とは異なる強い口調で私の運転について『駄目だし』をするようになったと気付いている。 『速度出しすぎよ!」』とか『今のん、黄色や!』とか『前に自転車!』とか頻繁にのたまう! 「うるさいわ~」と、言いたいところをぐ~っとこらえて『はい』と殊勝に言うものの、心おだやかではないことも多々あるが…この事故頻発のご時世で我が自動車運転の質も向上させなければと戒めている今日この頃である。 が…まだ少し、自動車の利便性と行動範囲、簡便性の魅力を手放したくないというのが本音だ!しかし、事故はこわい!気をつけましょ! (完)