充実した一日だった。我が年齢で『今日行く(教育)、今日用事(教養)だよ!』
この日は予定が重なっていた。 18時30分開場、19時開演いう田村麻子の… ~オペラ究極のヒロインたち~を8月末に観劇を予定していた。 今年で4回目訪問の美濃歌舞伎の開催日もこの日であった。 迷った… どうしよう!
スイス国交樹立150年、ヴィクトリアホールで歌おう第九!で同部屋のご縁で親交を深めさせていただいている、瑞浪市の小栗好文さんが出演される義経千本桜も観劇したい!
義経千本桜・4段目吉野山道行の公演は、南座、大阪松竹座で幾度か観劇したが… 4度目となる美濃歌舞伎相生座の地歌舞伎は知り合いが出演されるということ、年々練習の成果が見られて楽しみで、今年は小栗さんが早見の藤太という役どころをどのように演じられるかも、おおいに楽しみなことと、美濃歌舞伎は地域の老若男女がこぞって応援し文化遺産として取り組んでおられるこの雰囲気が私は好きで今年も遠路ではあるが見に行きたい! どうしよう・・・
迷った挙句、両方をということになった。妻は交通事故を心配するし、私もいささかハードすぎるし、9月は予定が詰まっていて… しかし、両方とも、と決意した。
事故なく瑞浪市美濃歌舞伎相生座へ…京滋バイバス→名神→中央自動車道→瑞浪ICの高速道をひと走り。往復400㎞、6時間余り要したが、第四十七回歌舞伎公演・伝統の地歌舞伎(民族無形文化財指定)観劇の為に9月28日早朝出かけた。 晴天であった
義太夫語りの太夫も熱演であった。何よりも全て子どもたちで演じられた「菅原伝授手習鑑」吉田社車曳きの場で演じてくれた小学5年生藤原時平役の幸聖くん、松王丸役の同じく小5年の生真さん、容姿よく、せりふ回しもよく練習されていた。場内から掛け声、拍手、投げ銭が飛び交い、地歌舞伎の伝統と後継者育成の努力が感じられて感動した。
義経千本桜は好文さん演じる早見の藤太が場内を沸かせて、なかなか味のある演者振りで遠くから見にきた甲斐があった。忠信役の神山拓也さんの円熟味がある達者な役者ぶりは圧巻だった。 静御前役の遠山紗也加さんの立ち姿、美貌、 可憐さ、上品な顔立ちはひときわ目を引いた。
最後の演題❛奥州安達原❜は例年公演される小栗久美子さんの熱演、八幡太郎義家役のケイティー・パトリックさんの熱演を見ずに帰宅する…まこと、残念だが、先約だったコンサートホールの田村麻子リサイタルがあるので、小栗好文さんとしばしの時間交友を深めて急ぎ帰宅したのである。帰宅したのが16時20分頃…
一休みして田村麻子リサイタルに… 会場は18時30分、開園19時ということで 自宅を17時20分出発、京都コンサートホールには開場の少し前、18時25分に到着したのである。
ニューヨークタイムスに、輝くソプラノと評された宝石の声の主とは?開場されたコンサートホールにに入場だ! 今日の一日のタイトなスケジュールに耐えた身を、ホールの雰囲気の中に身を沈める。 このコンサートの感慨については、後日、掲載いたすことに… ご期待ください。 (進)