小林一三ゆかりの地、逸翁美術館:マグノリアホール(阪急宝塚線池田駅より徒歩15分)でアットホームなオペラを楽しむ…
阪急宝塚線は宝塚歌劇の雰囲気を感じ素敵に臭覚が働く、久しぶりのオペラ鑑賞が心をウキウキさせてくれる。マグノリアホールは初めてだ!
マグノリアといえば…植物、映画、小惑星…いづれからのネーミングだろう?
・植物(Magnolia)…モクレン、コブシ、タイサンボクなどを含む。17世紀~18世紀の植物学者、ピエール・マニュルから名づけられた。
・映画マグノリア…1999年アメリカ製作の作品 トム・クルーズ ポール・トーマス・アンダーソン監督による感動人間ドラマである。
マグノリア小惑星…小惑星帯にある小惑星。
↑逸翁美術館入口 ↑ 逸翁美術館全貌 ↑美術館内にマグノリアホールが在る
休日の昼前、大阪駅周辺の賑わいから少し距離を置いた阪急宝塚線池田駅から五月山公園に通じる道は静かなたたずまいがうれしい。周辺には小林一三記念館、池田文庫、雅俗山荘、池田城址跡公園がある。 今日は城陽からマイカーでなく京阪電車、JR環状線、阪急宝塚線と乗り継いでの2時間の時間は、結構楽しい刺激的な時間であった。
周辺住宅を楽しみながら開場20分前に逸翁美術館についた。 オペラの前に腹ごしらえだ。 逸翁美術館内に軽食&コーヒ店があった。 客席20程の落ち着いた雰囲気を感じさせてくれる…ランチメニュウが3つ、そのうちの一つを注文するとても上品で味もよく大満足!ワインorビールがメニューになかった。(残念)
ホールは特別な舞台もなくピアノ1台のみ置かれていて、席数はパイプ椅子が80席、舞台となるであろう場所と客席は同フロアーである。ここでオペラが…開演を待つこと10分、奏者が登場 フルート1本、バイオリン2本、ピアノである。
≪全2幕ドイツ語(台詞は日本語)W. Aモーツアルト作曲 魔笛≫ の上演だ!
オペラというと60~70人のオーケストラに大きな舞台との先入観があったがこのホールでこの奏者、どんなオペラが聴けるかな~と楽しみだ!
今回はPapagena(パパゲーナ)役の繁祐貴子先生(城陽寺田宮の谷にお住いのピアノの先生)のお誘いで、楽しみ一杯の舞台である。
繁祐貴子先生のプロフイル
神戸女学院卒業後、ドイツに留学。日本センチュリー交響楽団などと共演する他国内外にて数々の演奏会に出演、先月開催された“なには芸術新人奨励賞”を受賞され、ますます活躍の場が広がりつつある新進気鋭の声楽家である。
上品な雰囲気の中で、息遣いまで届いてきそうな中での“魔笛”各配役の熱演がじかに届くということで感動もひとしを、アットホームな親しみを感じながら1時間30分の時間を情感たっぷりに味わい楽しませていただいた。
休日に宝塚線の池田まで…少し遠いな~と思っていたが『来てよかった!』『素晴らしかった』『楽しかった!』との気持ちが高揚してくる至福の時間であった。 繁祐貴子先生との御縁を感謝し、先生の益々のご活躍を念じながら帰宅の途についた。
ともすれば最近、城陽から出かけても周囲20~30分、今まで月に1回ぐらいは京都河原町界隈の喧騒の中に身を置かなければと思っていたが、最近は出不精になっていた。やっぱり思い切って出かけなければ・・・出かけたおかげで、Pamina役の村松織部さんのご活躍を知ることができた。清楚な振る舞い、華奢な体躯からまこと美くしくのびやかなソプラノの響き、その笑顔…素晴らしく、魅了された。聞くところによると繁祐貴子先生の大先輩だそうで、二期会に所属されてオペラや宗教曲のソリストとして活躍されているそうだ。兎に角も楽しい休日ありがとう! また、出かけよう!! (完)