★年末のある日、久津川JR踏切から東に走行する私へ、パトカーから『前の車、左によって止まってください!』警告の声である。私のことだな…。停車した私の車の前にパトカーは停止、警察官が2人駆け寄ってきた。初体験のことだ。若い警察官は、私に「踏切一旦停止されなかったですよね」と、断定的に話しかけ、私に交通法規違反を告知した。
私は警告を聞き停止した時に『JR踏切一旦停止違反での停止命令』と理解し止まった。警察官の違反警告に対して、テレビのドキュメンタリーで交通違反者が何時も『一旦停止した』とか『スピードは規定以上に出ていない』と警察官に話しているような言葉が自然と私の口から飛び出した。
『一旦停止しましたよ』『私はゴールドで、いつも踏切では一旦停止している』『今日もブレーキを踏まずに踏切を渡っていない』『警察官はどこで、どの位置で、私の一旦停止を現認されたのか』『貴方は後方の位置でブレーキランプを確認されたでしょう』と、口調も厳しく言い放った。
若い警察官は「運転免許証を見せてください」「あなたは踏切の前で完全に停止されていないのを、2人の警察官が現認しました」「踏切横の道で見ていました。完全に停止されていません」「違反交通切符を切らせていただきます」と冷酷にも自信溢れる態度で立て続けて話された。
往生際の悪い私、「私は踏切で止まりました」「見解の相違ですね、私が意見の相違を主張し、警官の現認を認めないと主張するとどうなりますか?」警察官は「いいですよ」「判断は裁判所で判断して頂くことになります」「その手続きをいたしましょう」と、警察官が話すに私が違反を認めて交通法規違反のきっぷを発行を承諾すれば、踏切一旦停止違反料8,000円を金融機関で納付すると全て完結です。しかし、認めることができないと主張されると、後日に簡易裁判所から出頭命令が交付されて裁判に付されるとのことで、『これでよろしいですか?』と警察官は詳細に話された。
★瞬時に、最近私の運転が俗にいう荒っぽくなっていたと反省、ブレーキが甘くて一旦停止という私の主張には無理がある。残念ながら「完全に止まっていない」という警察官の目視を認めた。これ以上年をまたいで裁判に訴えることの良し悪しも、瞬時に考えての判断でもあった。
普段から助手席に乗る妻から『黄色信号やん!』とか『スピード出てるよ!』『踏切にしっかり止まっていないよ』とか強い口調でクレームをつけられていた。
今日も夕方ではあるが、別段急ぐ用事もなく自宅へ向かう道すがらの出来事であった。考えてみるに、6月ごろから何かと多忙で、やらなければならないと思う事に絶えず神経が走り、言い訳ではないが運転が粗暴であったと反省しきり、『違反罰金で済んだ』『気をつけなあかん!』との反省を込めて、早速に郵便局で違反金の納付を行った。 反省がいつまでも続くように…。
★ことの顛末は違反金の納付だけでは済まなかった。京都府公安局から配達証明書付の封書が届いた。「違反金納付の領収書かいな」開けてみると「臨時認知機能検査の予約」の書面で、内容は通知を受けた日から1ケ月以内に臨時認知症検査を受けるようにとの通知であった。
1ケ月以内に検査を受けないと運転免許の効力が停止されることがあります。との内容証明書付通知書であった。運転免許証のゴールドは消滅するは、違反金の支払いと認知機能検査は受けなければいけないは、身から出た錆とは言え悔しくて残念なことと…、しかし、無謀運転で事故るよりましか!と・・・・、
早速に1月18日に羽束師(はずかし)にある自動車試験場に赴き認知機能試験を1,050円納付し受験、認知機能に異常なしとの判定を受けた。これで一件落着とは言え気をつけなければ。
それにしても、試験場の認知機能検査の方法にビックリ!受検者一人一人に渡されるタブレットにイヤホンで行われたことだ。従来は黒板に投射し、教官が説明していたが、イヤホンから流れる説明でタブレットを操作し、瞬時に結果が出る。即時に判定され検査終了だ。時代はかわる。 (yamashin)