病院生活で思ったこと・・・
結婚55年の節目に夫婦で香港・澳門へ旅行してきた。
今回の旅行では、香港の新しい開発地区で、 高層マンションの建設ラッシュが見られ、その発展の著しいことに瞠目した。 これらは中国の富裕層が買い漁っているとのことで、日本での爆買い同様である。
澳門では海を埋め立てたコタイ地区で、米ラスベガスをモデルにした豪華・巨大なリゾートホテルの開発が進み、35ケ所のカジノが誕生している。そのカジノの収入は澳門行政区予算の80%を占めているとのこと。
橋下前大阪市長が誘致計画にノメリ込むのも分かる気がする。
最終日、ヴェネチアン・マカオ・リゾートホテルを出て、フェリー航海中に左腕に違和感を覚え、香港空港での 待ち合わせ中、時間の経過と共に疼痛が激しくなり、発熱もした。
10時過ぎに帰宅した時は腕の腫れが酷く激痛を耐えがたくなったので、宇治徳州会病院に救急搬送で入院した。
感染原因は判らないが、「蜂窩織炎」・「蜂巣炎」と診断され、抗生物質の点滴で治療することとなったが、最悪の場合は腕の切断もあると言われた。点滴治療とカプセル薬服用の結果、12月30日1カ月ぶりに退院することができた。抗生物質の服用は続いている。
長い病院生活のなかで、来し方を追憶・行く末を按じた。
来し方は「山」あり「谷」ありで、嬉しいことも哀しいことも数多くあったが、妻や子供に支えられ、周囲の人々に援けられて安穏に過ごすことができた。 感謝 ‼ である。
行く末は、「与えられた寿命」が残り幾日あるか分からないが、今までの生活が続けられるならば仕合せと想う。
即ち、体力維持・糖尿病ほか持病の克服のため、
・週3回のストレッチ体操→4年強継続 ・同水泳(主に水中ウオーキング)→ 15年継続 ・同グランドゴルフ→10年強 ・ゴルフ→月一回の社友コンペを楽しむ為の日ごろの練習は欠かせない。
脳の活性化・ボケ防止のため取り組んでいるバードカービングはよりリアルな彫刻・彩色に努め、満足のいく作品を作りたい。
今年は申年、七回目の年男である。体力・能力を鍛えることは年齢的に難しいが、残された寿命が尽きるまで、 妻共々に健やかな今の生活を続ける努力をして 「健康老人」 と言われる人生を終わりたい。
雑文寄稿ご容赦願いたい。 2016年1月 合掌/会員A氏
(会報から転記)
≪よく存じ上げるやぶにらみ男より一言≫↓
年末に退院されたAさん、年明けには正道官衙ストレッチに顔を出された。 眼が落ち込んでおりお聞きすると、退院時には6Kg体重が落ちていたそうだ。 『1ケ月の入院は足腰の筋力が落ちてしまった』 と… 嘆かれた。
今はどうだろう?落ち込んだ眼はもとどおりに、表情も従来通り柔和。本人いわく『今年は七回目の年男』84歳!一病息災どころか糖尿病ほか多くの持病の克服のため、趣味も含めて体力維持に取り組んでこられたその精神力に感服だ!入院中『バイクで来るなら来ないで…』と言う赤澤さんの言に従い、ほぼ毎日徒歩、電車、送迎バスを利用し、病床に通われた奥さま、内助の力があっての回復であり、健康老人の今日があるんだな~と…。 (完)