人生の究極の願望はPPK『ピンピン・コロリ』だといわれていますが、私は八十路を迎えて、これに“D”を加えたPPKD『ピンピン・コロリと大往生』を望むために、日常の過ごし方の中に、自分なりに脳力、筋力のトレーニングに努めています。それについて、西国三十三観音霊場か、四国八十八霊場を巡礼したときのいずれか記憶が定かではありませんが、参拝寺院の和尚さんから、法話の余談として数字にかかわる教えを受けたことを思い出します。昔の人は本当に良いことを実践していたんだなと感心した『数字の教え』を披露します。
「一」 の教え:一日一度は大きな声で笑いましょう!
- 笑う門には福きたると言いますし、笑いは家内のみか周りの人をも幸せにします。
「十」の教え:一日十人の人に会いましょう!
- ・家に閉じこもらないで、外に出て知人や友達・誰でも良いから人に会っ て話をしましょう。
「百」の教え:一日百字を書きましょう!
- 字を書くことは記憶力を引き出し、指先を使い、呆けの防止に役立ちます。
「千」の教え:一日千字を声を出して読みましょう!
- 般若心経・新聞何でも良いから、声を出すことで咽喉や肺の強化に繋がります。
「万」の教え:一日一万歩を歩きましょう!
- 体力を鍛え、健康な身体を維持できます。
大要は以上のような心身を健やかにする教えであったと思います。年老いてくると何事も億劫になり、部屋に閉じ篭り、人との付き合いを疎かにする傾向がありますが、わたくしは一・十・百・千・万の教えを思い出しながら、脳力、体力のトレーニングに励みボケを防止するとともに、正道官衙遺跡のストレッチ体操を続けたいと思っています。 記:IA生
(‘正道官衙でストレッチを楽しむ会’会報から転載)